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大伴家持の時代ー東アジアの大交流時代ー高志の国文学館・文学講座の記録
「シルクロードと大伴家持の時代」―『画像で語る・天平の交流誌』へ
藤井 一二
2023年2月18日(土)午後:高志の国文学館における文学講座において、私の「シルクロードと大伴家持の時代」(Ⅰ部:憧憬のシルクロード、Ⅱ部:遥かなる敦煌からの伝言)が終了しました。
昨年末に依頼をうけ、2019年西安、2021年太宰府、2022年魚津の各講座に掲げる巡回セミナーの総仕上げを意図し、資料の調整を図ってきました。「画像で語る」シリーズだけに、敦煌・西安・洛陽と大宰府・平城京に関する最新資料を含む70コマには初公開の画像も多く含み、目下、準備中の『画像で語る「天平の交流誌」』の編集の一環でもありました。
準備した多量のデータを会場スクリーンへ綺麗に投影できたのは、見事に対応してくださった高志の国文学館の皆様のお陰です。そして、縁あって会場に参集された54名(定員)+α の方々との出会いも私にとって貴重な機会となりました。先年の太宰府がそうであったように‥。
もう一つ、近刊『カリヨン通り』24号(水田宗子主宰、東京)に載る、私の覚書「青春の大伴家持」を話題にできたのも嬉しいことでした。今朝早く目が覚めて、この「青春の大伴家持」を推敲中の『大伴家持と万葉集』(仮題)のどの章へ組み入れようか‥と、思案を巡らせていました。(2月19日記す)
本章:遥かなる敦煌からの「伝言」(50コマ)
➁講座資料の一画像
(洛陽発見の和同開珎・銀銭、径24ミリ、重6.35グラム)